パーセル:ディドとアエネアス

ディドとエネアス

 

作曲:ヘンリー・パーセル

台本:ネイハム・テイト

 

 

<あらすじ>

 

トロイ戦争で祖国を失い、祖国再興の地たるイタリア(ローマ)を目指すトロイの王子エネアスは、旗艦の難破のために北アフリカのカルタゴに漂着する。祖国テュロスを追われ、カルタゴに新しく国を興したばかりの女王ディドはエネアスに同情するが、その同情がいつしか愛情へと変わる。

 

第1幕:序曲が終わり幕が開くと宮殿の中

エネアスに対して自分の気持ちを打ち明けるかどうか迷うディドをベリンダ達が勇気づけているところへエネアスが登場し、逆に彼の方からディドへ愛をほのめかす。なおも躊躇うディドであったが、ついにはその愛を受け容れ、愛と美の勝利を喜び祝う人々の歌と踊りの中、幕が降りる。

 

第2幕

第1場:魔法使いの洞窟

栄える者に禍を齎すことを喜びとし、ディドの破滅を画策する魔法使いが手下の魔女を集め、彼女達にジュピターの使者である精霊(マーキュリー)に化け、エネアスにカルタゴからの出立を促すよう指示する。

第2場:森の中

ディド達と狩りを楽しんでいた途中に嵐が襲い、狩りを中断したエネアスのもとに魔女の変装した精霊が訪れ、ジュピターの命と騙って彼にトロイ再興のために早くイタリアへ向かうよう告げる。自らの使命を思い出したエネアスは、苦悩の末にディドとの別れを決意する。

 

第3幕

第1場:船着き場

出航の準備が整う船着き場に魔法使い達が現れ、恋人に捨てられるディドを嘲笑うとともに、出帆後のエネアスを嵐に遭わせることを企む。

第2場:宮殿の中

エネアスとの別れを嘆くディドのもとにエネアスが現れ、事情を説明する。自分との別れを決めたエネアスをなじるディドに対し、このまま留まろうと翻意に傾くエネアスであったが、ディドは一旦は別離を決意したこと自体が許せないと彼を斥ける。エネアスが立ち去った後、ディドはベリンダに自ら命を断つことを告げ、彼女の腕の中で「わたしが地中に横たえられた時("When I am laid in earth")」(ディドのラメント)を歌いながら息絶え、彼女の墓を守るようにとのキューピッドへの祈りの合唱とともに幕が降りる。

プログラムとキャスト

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JUN 2019

ヴェルサイユ宮殿

 

ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユきゅうでん、フランス語:Château de Versailles)は、1682年にフランス王ルイ14世(1638年 - 1715年、在位1643年 - 1715年)が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)である。ベルサイユ宮殿とも表記される。

パリの南西22キロに位置する、イヴリーヌ県ヴェルサイユにある。主な部分の設計はマンサールとル・ブランによっておこなわれ、庭園はアンドレ・ル・ノートルによって造営された。バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名である。

 

概要[編集]

ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が建造した宮殿である。そのため、フランス絶対王政の象徴的建造物ともいわれる。ルイ14世をはじめとした王族と、その臣下が共に住むヴェルサイユ宮殿においては、生活のすべてが絶対王政の実現のために利用され、その結果さまざまなルール、エチケット、マナーが生まれた。

 

噴水庭園

宮殿よりも噴水庭園のほうが建設にかかった労力は上で、宮殿建設の25,000人に対し、36,000人が投入されている。噴水にはルイ14世の三つの意図が込められている。

 

「水なき地に水を引く」
ヴェルサイユには近くに水を引く高地がない。ルイ14世は10km離れたセーヌ川の川岸にマルリーの機械と呼ばれる巨大な揚水装置を設置し、堤の上に水を上げさせた。そして古代ローマに倣って水道橋を作って、水をヴェルサイユまで運び、巨大な貯水槽に溜め込んだ。こうして水なき地で常に水を噴き上げる噴水庭園を完成させ、自然をも変える力を周囲に示した。

「貴族を従わせる」
ルイ14世は10歳の時にフロンドの乱で、貴族たちに命を脅かされたことがある。ルイ14世はこの体験を一生忘れず、彼は貴族をヴェルサイユに強制移住させた。

「ラトナの噴水」は、ギリシャ神話に登場するラトナ(レートー)が村人に泥を投げつけられながらも、息子の太陽神アポロンを守っている銅像と、その足元にある蛙やトカゲは神の怒りに触れて村人たちが変えられた像を、模った噴水である。ラトナとアポロンはフロンドの乱の時、彼を守ってくれた母と幼いルイ14世自身を示し、蛙やトカゲに変えられた村人は貴族たちをあらわしている。王に反抗をする者は許さないという宣言を示している。
「太陽神アポロンの噴水」は、アポロンは天馬に引かれて海中から姿をあらわし、天に駆け上ろうとしているものを模った噴水である。アポロンはルイ14世自身をあらわし、彼が天空から地上の全てを従わせると示している。

「民衆の心をつかむ」
ルイ14世は民衆の誰もがヴェルサイユに入るのを許し、民衆に庭園の見方を教える「王の庭園鑑賞法」というガイドブックを発行した。それには「ラトナの噴水の手前で一休みして、ラトナ、周りにある彫刻をみよ。王の散歩道、アポロンの噴水、その向こうの運河を見渡そう」と書かれている。民衆は、ガイドブックに従って庭園を鑑賞することで、貴族と自然を圧倒した王の偉大さを刷り込まれていった。夏、ヴェルサイユでは毎晩のように祭典が催され、訪れた民衆はバレーや舞劇に酔いしれた。

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